均等なすき間の計算方法
幅の中にn枚のデッキ材を並べると、その間のすき間はn − 1か所になります。幅をぴったり埋めるには次の式を使います。
すき間 =(デッキの幅 − n × デッキ材の幅)÷(n − 1)
計算ツールは目標のすき間に最も近い枚数を試し、それぞれに必要なすき間を表示します。目標の±40%以内で最も近い候補をおすすめし、割り切れる枚数でそこまで近い候補がない場合は警告を表示します。
例:幅2 mのデッキ
幅2 m(2,000 mm)のデッキに、国産杉の防腐防蟻処理材(幅105 mm)を目標のすき間5 mmで張ると、19枚が必要ですが、最後の1枚は約20 mmまで縦割りすることになり、細い切れ端になってしまいます。全幅のデッキ材18枚にすると、すき間は約6.5 mmになり、すべてのデッキ材を全幅のまま使えます。
いつもうまくいくとは限りません。幅1.8 m(約1間)のデッキでは、最後の1枚が約40 mmの縦割りになり、割り切れる枚数で最も近い配置(16枚)には約8 mmのすき間が必要です。目標の5 mmから大きく外れるため、その場合は目標のすき間のまま最後の1枚を縦割りするか、デッキ材の端の出寸法(持ち出し)を調整します。
すき間を決める前に
- デッキ材を数枚測りましょう。特に天然木の防腐処理材は、幅が数mmばらつくことがあります。
- 端のデッキ材の納まり(幕板と面一にする、幕板から持ち出す、建物から数mm離す)を決めてから、実際に張る幅を測りましょう。
- デッキ材の施工説明書で、すき間の指定を確認しましょう。その範囲を外れる均等なすき間は採用する価値がありません。
すき間が決まったら、ウッドデッキ材料計算ツールで必要なデッキ材の枚数と購入する長さを計算しましょう。
日本のウッドデッキ事情
日本で一般的なデッキ材のサイズ、関連する決まり、価格の目安です。このページの計算ツールは、これらの国内サイズで始まります。
日本で販売されているデッキ材
| デッキ材 | サイズ | すき間 | 販売されている長さ |
|---|---|---|---|
| 国産杉 防腐防蟻 加圧注入材(タナリスCY)デッキ材[出典] | 30 × 105 mm | 5 mm | 2 / 3 / 4 m |
| ウエスタンレッドシダー(米杉)デッキ材 2×6 節付[出典] | 40 × 140 mm | 5 mm | 1.82 / 2.43 / 3 / 3.65 m |
| ウリン(ハードウッド)デッキ材 20×105[出典] | 20 × 105 mm | 5 mm | 1 / 1.2 / 1.5 / 1.8 / 2 / 2.1 / 2.4 / 2.5 / 2.7 / 3 / 3.3 / 3.6 / 3.9 / 4 m |
| 人工木デッキ材(ルチア・ウッド 床板 中空)[出典] | 25 × 145 mm | 5 mm | 2.00 m |
根太の一般的な間隔:400 mm(芯々) (出典)
2026年10月5日時点の調査です。価格や決まりは変わることがあり、地域によっても異なります。購入や施工の前に販売店や自治体に確認してください。
よくある質問
デッキ材のすき間はどうやって計算しますか?
まず何枚並ぶかを決め、残った幅をすき間に均等に振り分けます。デッキ材を端から端まで並べる場合、すき間 =(デッキの幅 − 枚数 × デッキ材の幅)÷(枚数 − 1)です。枚数は、デッキの幅を「デッキ材の幅 + 目標のすき間」で割り、小数点以下を切り捨てて求めます。上の計算ツールはこれを自動で行い、割り切れる枚数で並べられる最も近いすき間を表示します。
デッキ材のすき間が狭すぎるときはどうすればいいですか?
まず、デッキ材が乾燥前の木材かどうかを確認しましょう。含水率の高い木材は施工後に乾燥して縮み、すき間が開いてきます。乾いたデッキ材同士が接していたり、ほとんどすき間がなかったりすると、水やごみが抜けずに木材が湿ったままになり、腐朽の原因になるため直したほうがよいでしょう。すき間を掃除し、問題のあるデッキ材が数枚なら、ビスを外してスペーサーを使って張り直します。丸ノコですき間を広げる方法もありますが、ビスに当たったり刃がずれたりしやすいため、通常は張り直したほうがきれいに仕上がります。人工木のデッキ材はすき間が狭すぎると夏場に膨張して突き上がることがあるので、メーカー指定のすき間を守ってください。
デッキ材のすき間の標準はどれくらいですか?
国内のウッドデッキでは、側面のすき間を5 mm前後にすることが多く、計算ツールの日本向けの初期値も5 mmです。人工木では製品ごとに指定があり、たとえばルチアウッドは目地5 mmとされています(リーベ プロ)。天然木の場合、適切なすき間は含水率によって変わります。
最後の1枚は縦割りするのと、すき間を調整するのとどちらがよいですか?
細く縦割りしたデッキ材は見た目が不自然で、特に50 mm程度より細いと割れやすく固定も難しくなります。すき間を1 mm前後調整するだけで全幅のデッキ材を使えるなら、通常はそのほうがきれいに見えます。メーカーが認めるすき間の範囲内に収めてください。
端部のすき間(突き付け部分)も同じ考え方ですか?
いいえ。突き付け部分や長さ方向のすき間は、デッキ材の長さ方向の伸縮に対応するためのもので、人工木では特に重要です。たとえばルチアウッドは、長手方向に5〜7 mm程度、建物などから7 mm程度のクリアランスを設けるよう示しています(リーベ プロ)。この計算ツールは側面のすき間のみを扱います。
すき間を一定に保つにはどうすればいいですか?
スペーサーを使いましょう。5 mm厚の板やプラスチック製のスペーサー、またはすき間が自動で決まる専用クリップが便利です。数列ごとに端までの残りの距離を確認し、少しずつ調整すれば、最後に細い切れ端が残るのを防げます。