拾い出す部材
- 根太:長さ ÷ 間隔を切り上げて1を足します(両端の根太2本を含む)。
- 端根太と根太掛け:独立型は前後に端根太を1本ずつ。建物に固定する場合は前面に端根太1本、建物側に根太掛け1本。
- 大引:独立型は2本、建物に固定するデッキは外端付近に1本。指定した枚数を重ねて組み、材料より長い場合は束の上で継ぎます。
- 束と基礎:各大引に沿って、最大間隔を超えないよう均等に配置します。
- 金物:根太掛けを使う場合は根太1本につき根太受け金物1個、各大引の上では根太との交点ごとに固定金物1個(ビス留めの場合は固定箇所の数として使えます)。
日本のウッドデッキは、建物に固定せず束と大引で自立させる独立型が一般的です。計算ツールはどちらにも対応しています。
例:独立型の2.7 × 1.8 mのデッキ
根太間隔400 mm、大引を前後の端から100 mm内側に1本ずつ、束の間隔を最大900 mm、材料の長さを2 m・3 m・4 mとした場合:根太8本(1本あたり約1,724 mmで2 m材から切り出し)、端根太2本、大引2本、束と基礎8か所、根太と大引の交点の固定16か所です。
束の間隔や根太間隔はデッキ材と製品によって異なります。たとえば人工木の施工情報では、根太間隔400〜600 mm以内、束の間隔600〜1,200 mm以内など製品ごとに指定されています(RESTAの一覧)。
含まれないもの
転び止め、階段のささら桁、根太掛けの固定具と防水処理、束と束石の接合金物、根がらみ(束同士をつなぐ横材)や筋かいは、設計と製品によって異なります。施工説明書を確認したうえで、リストに追加してください。
よくある質問
ウッドデッキに根太は何本必要ですか?
大引に沿ったデッキの長さを根太の間隔で割り、切り上げて1を足します。根太間隔400 mmの2.7 mのデッキなら、根太は8本です。計算ツールでは、端根太、根太掛け、大引とあわせて自動で数えます。
根太や大引のサイズと間隔はどう決めればいいですか?
スパン、間隔、樹種、荷重、デッキ材の厚さによって決まります。ウッドデッキ専用の国の技術基準は見当たらず、根太間隔などは製品ごとの施工説明書で指定されています(人工木の根太ピッチの例)。天然木では、30 × 105 mmの杉・桧の防腐処理材で根太ピッチ〜400 mm、20 × 105 mmのハードウッドで〜500 mmなどの目安が公開されています(リーベ プロの根太ピッチ一覧)。この計算ツールは木材の数量を数えるもので、部材サイズを決めるものではありません。
ウッドデッキの根太掛けとは何ですか?
根太掛けは、デッキを建物の外壁側に取り付けるための横材です。建物の構造材にボルトなどで固定し、根太を根太受け金物などで受けます。外壁や防水層を傷めると雨漏りの原因になるため、日本では建物に固定しない独立型のデッキが多く採用されています。建物に固定する場合は、住宅の施工会社に相談してください。選択肢については根太掛け固定と独立型の比較ガイドで解説しています。
ウッドデッキの幕板(鼻隠し)とは何ですか?
幕板(鼻隠し)は、デッキの外周で根太や大引の端部を覆う化粧材です。構造材ではありません。人工木の製品では同じ素材の幕板が用意されていることが多く、専用の固定方法や伸縮用のすき間が必要です。幕板はデッキ材計算ツールでは数えないため、別途注文に加えてください。
根太掛け固定と独立型、どちらがよいですか?
独立型は前後2本の大引と束で自立し、建物とは接続しないため、外壁を傷めず、建物と別に動いても問題が起きにくいのが利点です。根太掛け固定は外端に大引が1本で済みますが、建物への取り付けと防水処理に注意が必要です。屋根を付けると建築物の扱いになる場合があるため、計画段階で建築基準法 第6条(建築確認)の扱いも確認してください。
ウッドデッキに束と基礎はいくつ必要ですか?
各大引には両端と、指定された束の間隔以内ごとに束が必要です。計算ツールは各大引に沿って最大間隔で束を均等に配置し、束1本につき基礎(束石)を1か所設けます。上の例(2.7 × 1.8 m、最大900 mm間隔)では8か所です。基礎のコンクリート量は基礎計算ツールで計算してください。