ビス・留め具の数え方
デッキ材は根太と交わる位置ごとに固定します。そのため、必要数は次のとおりです。
列数 × 根太の本数 × 交点1か所あたりの留め具数
- 列数 = デッキ材と直交する方向の幅 ÷(デッキ材の幅 + すき間)、切り上げ。
- 根太の本数 = デッキ材方向の長さ ÷ 根太の間隔、切り上げてから1を足します。
- 交点1か所あたりの留め具数 = 脳天打ちのビスなら2、隠し留め具(クリップ)なら1。
2.7 × 1.8 mのデッキに幅105 mmの杉材をすき間5 mm、根太間隔400 mmで張る場合:17列 × 根太8本 = 交点136か所となり、予備を除いて脳天打ちのビス272本、またはクリップ136個です。
ビスの選び方と施工説明書の確認
日本にはウッドデッキのビス本数を定めた国の基準は見当たらず、留め方は根太間隔と同じくデッキ材の施工説明書で指定されています(参考:根太・束の間隔はメーカー施工説明書に従う)。計算ツールは、根太との交点ごとに2本で留める一般的な方法を前提にしています。
天然木では、ステンレスのコーススレッドを使い、皿取錐で下穴をあけてから打つのが基本で、ハードウッドは必ず下穴が必要です。ビスの長さはデッキ材の厚さの約2倍が目安で、厚さ20 mmなら40 mm、30 mmなら60 mm程度とされています(リーベ:ウッドデッキの張り方)。人工木は製品ごとの専用クリップとビスで留めるものが多いので、ルチアウッドの例のようにメーカーの指示に従ってください。
突き付けの継ぎ目でビスが増える
2枚のデッキ材が根太の上で突き合わさる部分では、それぞれの端部を個別に固定するため、継ぎ目1か所につき固定点が1つ増えます。このページでは1枚ものの列を前提にしています。継ぎ目や補強する根太を含めて実際の割り付けから正確な数を出すには、ウッドデッキ材料計算ツールをお使いください。
よくある質問
デッキ材1枚あたりビスは何本必要ですか?
デッキ材が交わる根太ごとに2本が一般的で、この計算ツールもその前提で数えています。端部は割れやすいので、端から少し離して下穴をあけて打ちます。人工木の場合は専用クリップを使うことが多く、本数はメーカーの施工説明書に従ってください。
1 m²あたりデッキビスは何本必要ですか?
幅105 mmのデッキ材をすき間5 mm、根太間隔400 mmで張る場合、1 m²あたり約56本です(4.9 m²のデッキで272本)。根太間隔300 mmでは約70本に増え、幅145 mmの人工木なら約40本です。デッキ材が細いほど、また根太の間隔が狭いほど、ビスは多く必要です。
隠し留め具(クリップ)はいくつ必要ですか?
根太ごとにデッキ材1枚あたり約1個で、脳天打ちのビスの半分の数です。上の例の2.7 × 1.8 mのデッキを幅145 mmの人工木で張るなら約96個です。最初と最後のデッキ材は通常、脳天打ちするか端部用の金具を使います。クリップは50個入りなどのセットで販売されていることが多いので、必要数をセットの個数で割って注文してください。
デッキ材を外すにはどうすればいいですか?
ビス留めのデッキ材は、ビスの頭の汚れを取り除き、適切なビットで抜きます。頭がなめてしまったビスはビス抜き(エキストラクター)で外せます。釘留めのデッキ材は、各根太の横でバールや釘抜きをデッキ材の下に差し込むか、金属用の刃を付けたセーバーソーでデッキ材と根太の間の釘を切断します。隣のデッキ材を傷めないよう、バールの下に端材を当ててください。クリップで固定されたデッキ材は、列の端から外す必要があることが多いため、作業前に留め具の説明書を確認しましょう。
デッキ材を1枚交換するにはどうすればいいですか?
古いデッキ材を外したら、下の根太をドライバーで突いて状態を確認します。柔らかくなっている場合は、先に補修するか添え根太を入れてください。新しいデッキ材は両端が根太の中心に来るようにカットし、スペーサーで既存のすき間に合わせて配置し、下穴をあけて根太ごとにビス2本で固定します。天然木の交換材は最初は風化したデッキ材より明るく見えます。人工木も製造ロットによって色が異なることがあります。
なぜビスを多めに用意するのですか?
ビスは落としたり、頭がなめたり、折れたりすることがあり、デッキ材の端付近では打ち直すこともあります。ほとんどの工事では5%の予備が妥当です。