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Free Deck Board
デッキ材と割り付け

見切り材(ブレーカーボード)の使い方|長いウッドデッキ

長いデッキや約2 mの人工木で見切り材が継ぎ目の千鳥張りより適する場面、位置の決め方、必要な下地、材料の枚数への影響を解説します。

更新 · 約1分で読めます · Free Deck Board Calculator編集部 · 調査方法について

このガイドで使う計算ツール

見切り材(ブレーカーボード)は、デッキ材と直交する向きにデッキを横断して張る板で、長いデッキ材の列を短い区画に分けます。デッキの長さが手に入るデッキ材より長く、継ぎ目をあちこちに散らすより、意図した1本のラインにまとめたい場合に使います。見切り材の下には専用の下地が必要なので、根太を組む前に位置を決めておきましょう。

日本では、この考え方が特に役立ちます。国産杉の防腐注入材は2・3・4 mが中心で、人工木は1枚の長さが2 m前後の製品も多くあります(たとえばルチアウッドの床板は25 × 145 × 1,995 mm)。幅4 mを超えるデッキや、人工木で2 mを超えるデッキでは、どの列にも継ぎ目ができるからです。

見切り材の役割

張る方向の長さが7.6 mあり、デッキ材が4 mまでしかない場合、どの列にも最低1か所は継ぎ目ができます。継ぎ目を左右交互に散らすこともできますし、すべてを1本のラインに集めて、そのラインを直交方向に張った板で覆うこともできます。この板が見切り材です。

見切り材を使うと、いくつもの問題を一度に解決できます。

  • デッキ面に突き付けの継ぎ目が散らばらない。 すべてのデッキ材が見切り材で終わるため、何十もの継ぎ目ではなく、すっきりとした1本のラインになります。
  • 短いデッキ材で済む。 短い板ほど伸縮の量も小さくなります。人工木は温度や湿度で伸び縮みするため、ルチアウッドの説明でも長手方向に5〜7 mm程度のすき間を確保するよう求めています。
  • 運搬や取り扱いが楽になる。 4 mを超える材は配送料が上がったり、車に積めなかったりします。短い材のほうが運ぶのも保管するのも固定するのも簡単です。
  • デザイン性。 色を変えた見切り材で空間を区切ったり、掃き出し窓の位置にそろえたり、額縁張りの縁取りと合わせたりできます。

使うべき場合と、使わなくてよい場合

見切り材が適しているのは、主に次のような場合です。

  • デッキの長さが、購入できる最長のデッキ材より長い(杉の防腐注入材なら4 m超、約2 mの人工木なら2 m超)。
  • デッキの長さが、扱いやすい長さの倍数に近い(約8 mなら4 mの区画×2、約4 mなら2 mの人工木の区画×2など)。
  • すでに額縁張りにしていて、内側にもそろったラインを入れたい。
  • 掃き出し窓、段差、用途の切り替わりなど、デッキに分かりやすい区切りがある。

次のような場合は不要なこともあります。

  • 1本の定尺材で少し余裕をもって張れる。1列1枚が最もすっきりした仕上がりです。
  • デッキが小さく、中央に継ぎ目のラインを入れると不自然に見える。
  • 張る方向を変えれば継ぎ目がなくなる。たとえば2.7 × 1.8 mのデッキに1,995 mmの人工木を張る場合、1.8 m方向に張れば18列すべてが1枚もので済みます(継ぎ目ゼロ)。2.7 m方向に張ると12列すべてに継ぎ目ができます。どちらも1,995 mm材18枚で、ロス10%を加えた購入数は20枚です。

見切り材と千鳥の継ぎ目の比較は、デッキ材の長さの選び方ガイドで詳しく解説しています。

見切り材の下地

見切り材はデッキ材と直交するため、根太とは平行になります。そのため、見切り材のラインでは2つの支持が必要です。

  1. 見切り材そのものを、固定できるよう全長・全幅にわたって支える。
  2. 両側のすべてのデッキ材の端部を、それぞれのビスが効くだけの木部(または鋼製根太)の上で支える。

デッキ材の端部の支持は省略できません。木口から近すぎる位置にビスを打つと割れやすく、根太の間で浮いた端部はたわみます。寸法で考えると問題がはっきりします。105 mmの見切り材に両側のすき間5 mmずつを加えると幅は115 mm、両側のデッキ材の端部にはさらにその外側でかかりが必要です。一般的な根太の幅(45 mm前後など)では、根太1本では明らかに足りません。一般的な方法は次のとおりです。

  • 見切り材のラインの両側に根太を1本ずつ入れ、その間に受け材を入れる。 デッキ材の端部は根太の上に載り、見切り材は根太と受け材に固定します。
  • 根太を2〜3本並べて一体に固定する。 デッキ材の端部がそれぞれのビスで固定でき、見切り材と根太の縁を共有しない幅にします。

人工木では、メーカーが専用の納まり(継ぎ目部の根太の追加や専用金具)を指定していることが多いので、施工説明書の納まり図に従ってください。見切り材の下地を図面に描き込み、根太の割り付けがそれに合うようにします。見切り材の両側でも、根太はデッキ材ごとの最大ピッチ以内に収める必要があります。目安は、杉・桧の30 × 105 mmの防腐注入材で〜400 mm、20 × 105 mmのハードウッドで〜500 mm、25 × 145 mmの人工木の多くで400 mm以内です(リーベ プロの根太ピッチ一覧)。ウッドデッキ専用の国の技術基準は見当たらないため、最終的にはお使いの製品の施工説明書に従います。追加の根太の本数はウッドデッキ下地計算ツールで数えられます。

見切り材の位置の決め方

見切り材の位置は、計算とデザインの両方で決まります。

まずデッキ材の長さから考える

最もすっきりするのは、見切り材の幅の半分、すき間、両端の張り出しを差し引いたうえで、各区画が定尺材の長さをわずかに下回る位置です。そうすれば、どのデッキ材も少し切りそろえるだけの1枚もので張れます。

もう1つの条件が根太です。見切り材の中心は根太(または根太の組)の上に来る必要があるため、根太ピッチ400 mmなら、見切り材のラインも400 mm刻みのどこかに来ます。

次に建物との関係を考える

見切り材は目立つラインなので、意図して配置したように見せたいところです。

  • 掃き出し窓や大きな窓の中心に合わせる。
  • 柱、階段の位置、手すりの切り替わりにそろえる。
  • 建物に適当な基準がなければ、デッキの中央に置く。

デザイン上の位置とデッキ材の長さから決まる位置が合わない場合は、各区画が定尺材に収まる範囲で見切り材をデザイン上の位置に寄せ、片側の端材が少し増えるのを許容する方法もあります。

計算例:7.6 × 2.7 mのウッドデッキ(杉 30 × 105 mm)

この例では、張る方向の長さ7.6 m、奥行き2.7 m、国産杉の防腐注入材30 × 105 mm、すき間5 mm、根太ピッチ400 mm、購入するのは4 m材のみとします。

列数: 奥行き2,700 mmに対して、(2,700 + 5) ÷ (105 + 5) = 24.6なので、25列です。最後の1列は幅60 mmに縦挽きすることになるため、張り出しやすき間で調整するかどうかを先に決めておきます(デッキ材のすき間ガイド参照)。

見切り材: 計算ツールは見切り材を、デッキ中央に最も近い根太ライン、つまり端から4,000 mmの位置に置きます。

各区画: 左側は4,000 − 52.5 − 5 = 約3,943 mm、右側は7,600 − 4,057.5 = 約3,543 mmです。どちらも4 m材1枚に収まります。

材料(計算ツールの結果):

プランデッキ材(ロス前)継ぎ目購入数(ロス10%込み)
見切り材なし(各列4 m + 3.6 m)4 m × 50枚25か所4 m × 55枚
見切り材あり(見切り材2.7 mを含む)4 m × 51枚0か所4 m × 57枚

見切り材を入れると4 m材が1枚(ロス込みで2枚)増えますが、25か所の継ぎ目と、そのための継ぎ目下の根太の追加が不要になり、1本のすっきりしたラインになります。3 m材も買える場合、計算ツールは4 m × 50枚 + 3 m × 1枚という組み合わせも提案します(見切り材を3 m材から取る形です)。

人工木の計算例:3.9 × 1.8 m(1,995 mm材)

約2 mの人工木では、見切り材の効果がさらにはっきりします。145 mm幅・すき間5 mmで奥行き1.8 mなら12列です。

  • 見切り材なし: 1,995 mm材30枚、継ぎ目24か所、切断ロス約22%。購入数はロス込みで33枚。
  • 見切り材あり(端から2,000 mmの根太ライン): 1,995 mm材25枚(見切り材1.8 mを含む)、継ぎ目0か所、切断ロス約6%。購入数はロス込みで28枚。

この大きさなら、見切り材を入れたほうが材料が5枚少なく済み、継ぎ目もなくなります。中途半端な長さで端材が大量に出るより、2 m前後の区画に分けたほうが効率がよいのです。

非常に長いデッキ:見切り材を2本以上入れる

11 mの長さなら、見切り材2本で3つの区画に分けられます。105 mmの見切り材と両側のすき間5 mmを考えると、

  • (11,000 − 2 × 105 − 4 × 5) ÷ 3 = 約3,590 mm、1区画あたり約3.6 m
  • これも4 m材に収まります(実際の位置は根太ラインに合わせて調整します)

見切り材は等間隔に配置すると、たいていきれいに見えます。掃き出し窓が2か所あるなど建物に目立つ要素がある場合は、各区画が定尺材に収まる範囲で見切り材をそれに合わせることもできます。

施工のコツ

  • 見切り材はデッキ材の後でも先でもよいが、方法は統一する。 デッキ材を長めに張ってから墨を打ち、ガイドを当てた丸ノコで端部を一度に切りそろえてから見切り材を納めると、完全にまっすぐなラインになります。先に見切り材を張り、デッキ材を突き付ける方法もあります。
  • すき間を守る。 すべてのデッキ材が見切り材と端部で接するため、そのすべてにすき間が必要です。天然木では3〜5 mm程度(リーベの張り方ガイド)、人工木は製品の指定値(ルチアウッドでは長手方向5〜7 mm程度)に合わせます。
  • 端部の固定方法を確認する。 隠し留め具(クリップ)や間接ビス留めの金具は、デッキ材の端部を固定できないことがあります。人工木では端部用の金具やビス留めの方法が説明書に書かれているので、それに従ってください。ハードウッドは下穴をあけ、割れにくい専用ビスを使います。
  • 縁取りと合わせる。 額縁張りにする場合は、見切り材にも同じデッキ材を使うと、縁取りと見切りが一体のデザインに見えます。額縁張りのガイドもご覧ください。

デッキ材計算ツールには見切り材のオプションがあります。デッキの長さを根太ラインで分割し、各区画を販売されている長さ(例:2・3・4 m)と照らし合わせて、見切り材を含むカットリストを作成します。計算ツールはフィート単位でも使えます。

よくある質問

見切り材と突き付けの継ぎ目は何が違うのですか?

突き付けの継ぎ目は、2枚のデッキ材が根太の上で端と端を合わせる部分で、通常は列ごとに左右交互に配置します。見切り材は、すべての端部を1本のラインに集め、直交方向に張った板で覆うものです。どちらもデッキ材の端部すべての下に支持が必要です。

見切り材は、デッキの長さがどれくらいから必要ですか?

決まったルールはありません。デッキの長さが手に入る最長のデッキ材(杉の防腐注入材なら多くは4 m、人工木なら製品によって約2 m)を超えると、見切り材が役立ちます。上の3.9 mの人工木の例のように、材料が減ることもあります。短いデッキでも、純粋にデザインとして使う人もいます。

見切り材の下は根太を二重にする必要がありますか?

根太1本では支えきれないため、より多くの支持が必要です。各デッキ材の端部にそれぞれのかかりが必要で、見切り材の下にもしっかりした下地が必要です。一般的には見切り材のラインの両側に根太を入れて間に受け材を入れるか、根太を2〜3本並べます。人工木はメーカーの納まり図を確認してください。

見切り材の色を変えてもよいですか?

はい。特に額縁張りのデッキでは、見切り材や縁取りの色を変えるのはよくあることです。ただし、濃い色の人工木は日差しで熱くなりやすく伸縮も大きくなる場合があるため、メーカーが指定するすき間を守ってください。