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Free Deck Board
デッキ材と割り付け

デッキ材の長さの選び方|ロスと継ぎ目を減らすコツ

2・3・4 mのデッキ材をデッキのサイズと根太ピッチに合わせる方法、継ぎ目を根太の上で千鳥にするコツ、ロスと費用が少ない長さの組み合わせを解説します。

更新 · 約2分で読めます · Free Deck Board Calculator編集部 · 調査方法について

最適なデッキ材の長さは、張る方向の全長を1枚で覆え、端部の切りそろえや張り出しの余裕が少し残る、最も短い定尺材です。1本で覆える長さがない場合は、継ぎ目が根太の上に来て列ごとに左右交互にできる組み合わせを選ぶか、見切り材でデッキを分割します。日本ではもう1つ、継ぎ目の位置が根太ピッチ(多くは400 mm)の倍数に乗るかが大きな差になります。以下の例で、実際のデッキでの選択肢の比べ方を紹介します。

実際に購入できる長さを確認する

計画を始める前に、使いたいデッキ材がどの長さで売られているかを確認しましょう。日本の主な例は次のとおりです。

  • 国産杉の防腐注入材(30 × 105 mm): 2・3・4 mが中心です(DIYリーベの国産杉の商品一覧)。
  • ウエスタンレッドシダー(米杉)2×6(40 × 140 mm): 北米のフィート規格のため、1,820・2,430・3,000・3,650 mmといった長さになります(ウッディロバートの価格表)。
  • ウリン(20 × 105 mm): 1 mから4 mまで、1.2・1.5・1.8・2.1・2.4・2.7・3.3・3.6・3.9 mなど細かく選べる販売店もあります(mock re:のウリン材)。
  • 人工木: 製品ごとに長さが決まっています。ルチアウッドの床板は1,995 mmです。

販売店のサイトに載っていても、ホームセンターの店頭には1〜2種類しか置いていないことがあります。4 mを超える材や長尺の人工木は、配送料が上がったり取り寄せになったりすることもあります。この後のすべての割り付けがこれに左右されるため、最初に確認しておきましょう。

理想は1列1枚

ここでいう「長さ」とは、デッキ材を張る方向のデッキの長さです。この長さが定尺材より短ければ、各列は継ぎ目のない1枚で張れます。これが最良の結果です。継ぎ目のすき間も継ぎ目下の根太の追加も不要で、端から端まですっきりした見た目になります。

例:4.0 × 2.7 mのデッキで、デッキ材を4.0 m方向に張る場合。 30 × 105 mmの杉とすき間5 mmなら25列が必要で、計算ツールの結果は4 m材25枚、切断ロス0%です(列数の計算方法はデッキ材のすき間ガイドをご覧ください)。

ただし、これは床の長さがちょうど4.0 mの場合です。リーベの張り方ガイドでは、デッキの端で床板を幕板より25 mm突き出すよう勧めています。幕板の厚みと両端の張り出しを足すと、必要なデッキ材の長さは4 mを超えてしまいます。工場出荷時の木口を直角に切りそろえる分も考えると、さらに余裕が必要です。

つまり、

  • 幕板の外側まで含めた長さで4 mに収まるなら、4 m材で足ります。
  • 下地を4.0 mで組み、幕板と張り出しを加える場合は、デッキ材が足りません。下地を少し短くするか、継ぎ目や見切り材を計画します。

これこそ、下地を組む前にデッキ材の長さを決めておくべき最大の理由です。設計段階なら下地を100 mm短くするのにコストはかかりません。最後の列になって、すべてのデッキ材が少しずつ足りないと分かると高くつきます。

デッキの長さが最長のデッキ材より長い場合

この場合、選択肢は3つあります。

選択肢1:根太の上で突き付ける

2枚のデッキ材の端部を根太の上で突き合わせます。各デッキ材の端部にそれぞれ支持が必要なので、継ぎ目の位置では根太を2本並べるか、受け材を加えて、両方の端部がそれぞれビスで留められるようにします。木口の近くにビスを打つと割れやすいため、ハードウッドでは下穴が欠かせません。人工木の継ぎ目には、製品が指定する長手方向のすき間(ルチアウッドでは5〜7 mm程度)も必要です。

選択肢2:継ぎ目を千鳥にする

リーベの張り方ガイドでは、フローリングと同じように各列、左右交互に並べることを勧めています。デッキを横断して継ぎ目が一直線に並ぶと施工ミスのように見えるうえ、伸縮も1本の根太ラインに集中します。千鳥にすると継ぎ目が分散しますが、継ぎ目下の根太の追加が1か所ではなく複数か所に必要になります。

一般的なのは、2つのパターンを1列ごとに交互にする方法です。

  • A列:長い材、次に短い材
  • B列:短い材、次に長い材

これで継ぎ目が2本の根太ラインに分かれます。A-B-A-Bの繰り返しが遠目にパターンとして見えるのを嫌って、3列パターンにする人もいます。いずれの場合も、隣り合う列の継ぎ目は少なくとも根太1スパン分離してください。

選択肢3:見切り材を入れる

見切り材はデッキ材と直交してデッキを横断し、すべての列がそこに突き付けられます。散らばった継ぎ目の代わりに、意図した1本のラインになります。必要な下地については見切り材のガイドで解説しています。

計算例:長さ6.0 mの場合

6.0 × 2.7 mのデッキで、杉30 × 105 mmを6.0 m方向に張り、25列、根太ピッチは400 mmとします。計算ツールで4つのプランを比べると、次のようになります(ロス分を加える前の数値)。

プラン購入するデッキ材購入する総延長切断ロス継ぎ目
4 m + 2 mを列ごとに交互4 m × 25枚 + 2 m × 25枚150 m0%25か所(2本の根太ラインに分散)
2 m材のみ2 m × 81枚162 m約7%62か所
3 m材のみ3 m × 57枚171 m約12%50か所
4 m材のみ4 m × 50枚200 m25%25か所

「3 m + 3 m」なら無駄がないように見えますが、計算ツールでは3 m材が57枚も必要になりました。理由は根太ピッチです。根太は0、400、800 mm…と並ぶため、

  • 2,000 mm = 5本目、4,000 mm = 10本目の根太の上。継ぎ目が根太に乗ります。
  • 3,000 mm = 7.5本目。根太と根太の間に来てしまうため、手前の2,800 mmの根太まで切り詰めることになり、端材が増えます。

3 m材を使いたいなら、根太ピッチを375 mmや300 mmにして3,000 mmが根太の上に来るようにする手もありますが、根太の本数が増えます。デッキ材の長さと根太の割り付けは一緒に計画しましょう。

なお、計算上ロス0%のプランも、木口の切りそろえを考えると実際には少し余裕が必要です。2 m材をちょうど2 mで使うと、のこぎりの刃厚分も残りません。

計算例:中途半端な長さ3.4 mの場合

長さ3.4 m、奥行き2.7 m(25列)の場合:

  • 杉の4 m材: 1列あたり約0.6 mの端材が出るため、4 m × 25枚(100 m)のうち15 mが端材になり、ロスは15%です。継ぎ目はまったくできません。
  • 杉の2 m材: 2 m × 50枚で、こちらもロス15%。しかも全列に継ぎ目ができます。

この場合は4 m材を選ぶのが自然です。0.6 mの端材も無駄になるとは限らず、階段の踏み板、受け材、掃き出し窓の前のステップに使えます。

長さを細かく選べるウリンなら、計算ツールは**3.6 m × 25枚(90 m)、ロス約6%**を選びます。

長さと費用の関係

長さ1 mあたりの価格は、長さによって同じとは限りません。2026年10月に確認した販売価格(税込)では、次のような違いがありました。

デッキ材長さ1枚の価格1 mあたり
ウリン20 × 105 mm1.2 m¥913約¥761
ウリン20 × 105 mm2.4 m¥2,915約¥1,215
ウリン20 × 105 mm3.6 m¥4,686約¥1,302
米杉2×6(40 × 140 mm)3,000 mm¥4,990約¥1,663
米杉2×6(40 × 140 mm)3,650 mm¥6,530約¥1,789
杉 防腐注入材30 × 105 mm3 m¥3,119約¥1,040

出典:mock re:、ウッディロバート、リーベ(Yahoo!ショッピング)。価格は目安で、時期や販売店、送料によって変わります。

上の3.4 mのウリンの例で比べると、3.6 m × 25枚は約¥117,150、2.4 m × 38枚は約¥110,770(継ぎ目25か所)、1.2 m × 75枚なら約¥68,475まで下がります(継ぎ目は60か所以上)。短い材は安くなりますが、継ぎ目ごとに根太の追加と手間がかかり、見た目も変わります。選択肢を比べるときは、デッキ材の金額に、継ぎ目のために必要な下地の費用を加えてください。ウッドデッキ費用計算ツールでは、デッキ材、下地、ビスの費用を並べてプランを比較できます。

注文前の簡単なチェックリスト

  1. 選んだデッキ材について、販売店が扱っている長さと価格を確認する。
  2. 幕板と両端の張り出しを含めた実際の長さを測る。
  3. 1本の定尺材で少し余裕をもって覆えるなら、その長さを使う。
  4. 覆えない場合は、千鳥の継ぎ目か見切り材かを決め、継ぎ目が根太ピッチの倍数に乗る長さを選ぶ。
  5. すべての継ぎ目の下に、根太の追加または受け材を下地の図面に描き込む。
  6. ロス分を加える。標準的な割り付けなら10%前後、斜め張りや額縁張りではもっと多く見込みます。

デッキ材計算ツールには、販売されている長さの組み合わせをデッキの長さと根太ピッチに照らして確認する、デッキ材の長さの最適化機能があります。各列の材と端材の使い道を示すカットリストも作成します。まだ下地の段階なら、ウッドデッキ下地計算ツールで継ぎ目に必要な追加の根太を配置できます。

よくある質問

デッキ材は長いものを使ったほうがよいのですか?

長い材ほど継ぎ目が少なくなり、見た目がよく下地も節約できるのが一般的です。ただし、それは端材があまり出ずにデッキの長さに合う場合に限られます。2.7 mのデッキに4 m材を使えば、1列あたり1.3 mの端材になります。まず長さをデッキに合わせ、そのうえで継ぎ目を最小限にしましょう。

デッキ材の継ぎ目は必ず根太の上に来なければいけませんか?

はい。根太と根太の間で浮いた端部は、たわんで割れたり、段差ができたりします。各端部がそれぞれビスで留められるよう、継ぎ目の位置では根太を2本並べるか受け材を入れてください。根太ピッチ400 mmなら、継ぎ目は400 mm刻みの位置にしか来ません。

継ぎ目はどれくらいずらせばよいですか?

まず守りたいのは、継ぎ目を同じ根太の上にそろえないことです。実用的な目安は、隣り合う列の継ぎ目を根太1スパン以上離し、目立つ繰り返しパターンを避けることです。広い範囲で継ぎ目が避けられない場合は、見切り材のほうがきれいに見えることが多いでしょう。

デッキ材の端材は使えますか?

はい。短い端材は、階段の踏み板、ステップ、角の短い列、額縁張りの下の受け材などに使えることが多いです。購入前にカットリストを作っておくのが、端材を確実に活用する最も簡単な方法です。